ISIL(イスラム国)への若者の流入が止まらず
ISIL(イスラム国)への若者の流入が止まらず
過激派組織ISILへの参加を企てる外国人の若者らの流入が止まりません。ISILがインタ
ーネットを通して直接若者を感が射せて看過させているために、当局としては打つ手
なしといった感が強いです。
英国ではロンドンの15~16歳の少女が2月17日、家族に黙ってトルコへと渡航しまし
た。既にシリアの国境を超えてISILの支配地域に入ったものとみられます。
このように世界の約100か国から2万人超がISILに流入し、世界の大きな脅威となって
います。特に、欧米の若者がISILに参加する場合が問題で、一度ISILに参加した若者が
自国に戻ってテロを犯すことを当局は一番恐れています。
こうした状況に各国当局も手をこまねいてはいずに、瀬戸際でISILへの流入を止めよう
と、内偵を進めて事前に身柄を確保するなど、強硬手段に出ています。しかし、何
故、欧米の若者がISILの喧伝に感化されるのかはさまざまに語られていますが、今一つ
ピンと来ないのが実際のところです。社会に不満があるとか語られていますが、「人
殺し」を以ってして社会に対する憤懣を晴らすというテロ行為に走る若者に対して、
一体どんな思想が若者のを虜にし、ISILに感化されるのが以前謎です。
テロが頻発する時代は時代の大きな転換点に当たります。日本では幕末に、世界では
世界大戦前夜にテロが頻発しました。現在のiSILの隆盛は社会が転換点を迎えているの
かもしれません。しかし、テロで殺されるものの悲哀は底が深く、憎悪が憎悪を呼ぶ
悪循環に世界が陥る可能性は否定できません。
一方で、ISIL側も資金が底をつき、状況は厳しいという報道もあり、ここが踏ん張りど
ころなのかもしれません。