東日本大震災から4年
東日本大震災から4年
3月11日は東日本大震災から4年目となります。大震災による大津波で電力確保が困難
に陥りメルトダウンした東京電力福島第一原発事故の後遺症は現在もまだまだ続いて
いて、まだ、何十年も先でなければ、立ち入り禁止地域の解除は困難に見られていま
す。しかし、放射性物質を取り除く研究は研究者が進んで取り組んでいて、もしかす
れば、放射性物質除去可能な物質などが発見されるかもしれません。そうなれば、放
射性物質除去装置が作成可能となり、除染も更にスピードアップするかもしれませ
ん。
物質の質量がエネルギーに変換可能というアインシュタインの有名な方程式により、
物質の質量がほんの少し減少する物質の連鎖反応を理論的な根拠として原子力発電は
行われていますが、科学での理論を根拠に開発された原子力発電の制御は科学的な理
論を根拠にして行われるのが本筋ではないかと思います。しかし、そんなことは人間
の感情には全く受け入れられずに、唯、原発が怖いという感情が先走って現在の原発
稼働ゼロの状態が続いています。
仮に科学的な理論で原発の制御が可能となったところで、すんなりと原発が日本人の
多数に受け入れられるとは考えにくいのですが、しかし、このまま安全が確認された
原発を稼働させないということは宝の持ち腐れともいえ、科学的な見地から見れば、
現状の日本の有様、つまり、原発再稼働ゼロの状況は不合理なのですが、そもそも人
間の感情というものが不合理なので、これは致し方ないのかもしれません。
災害の多い日本にそもそも原発があるのが危険だという意見が多数ですが、その理不
尽な論理に対して徹底して論理的に語っても、人間感情には響くことはなく、虚しい
議論が続くばかりです。個人的には、安全性が確認できた原発の再稼働は行われるべ
きと思います。それが、電力の安定した確保にとって最適だと思われます。