尖閣諸島と竹島の施政権
政府は沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島が日本領土であることを内外に示すために、
郷土史家らを中心とする研究チームに委託して、戦前からの日本の施政権が及んでい
たことを示す過去の行政資料などを集める報告書を初めて取りまとめたと報道されて
います。
この中で尖閣諸島に関するものには 沖縄県が1902年(明治35年)に完了した測量を基
に作成した「土地整理図」や戦前の土地登記簿謄本、鉱物資源の試掘に関する資料な
どが報告書には載っています。
また、竹島に関する報告書には、竹島でアシカを捕獲するには知事の許可が必要であ
ったことや1910年(明治43年)に島根県知事が提出した「官有地借用願」などが掲載さ
れています。これ等の報告書は日本語版と英語版を内閣官房のホームページで公開し
ています。
中韓と軋轢の原因にもなっている尖閣諸島と竹島に関して、政府も積極的に攻勢を強
めようとしているようです。特に竹島では、戦後のどさくさに紛れて当時の李承晩率
いる大韓民国の人間に日本の魚民が多数殺されて略奪されたという歴史があることか
ら、日本としては竹島に関しては一歩も譲れないと思います。
とかく領土問題は世界中で起こっていて、これは日中、日韓だけの問題ではありませ
ん。しかし、中韓が事実を歪曲して解釈していることは日本としては看過できないこ
とで、日本は日本の立場を理路整然と事実を積み重ねて述べてゆけばいいと思いま
す。そして、いつでも日本はハーグの国際司法裁判所で争う準備があるということを
発信すればいいと思います。